見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
|
通報 |
>>アンリマユ
(おまじない、なんて優しい言葉と鼻先に落とされた口付けに、ふにゃと笑ったあと…そこから暫くの記憶が無い。夢を見ているのか、はたまた何かを見ようとしたのか…自分は知らない場所にいて、知らない景色を見ていて、その高い場所から見える景色が幾つもの季節をめぐって…薄く目を開ける、視界が滲んでいて、ぱたたとシーツに涙が落ちる。少し離れた位置に見えた背中に「…あんり」と小さく名前を呼んで、手を伸ばして、「あんり、まゆ」と。起きて誰かの名前を呼んで、傍に来てと強請るなんて…はしたないと分かっていて、何でかその名前が大切なものに思えてしかたなくて、呼びたかったのだと…まだ眠たい思考回路に言い訳をするように困ったように眉尻を下げ)
| トピック検索 |