見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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御影尋.
──ばーか、んなのプレゼントに頼むほどのモンじゃねえよ。
( 小さな飼い主は何が欲しいんだろう、興味津々といった様子で微睡んだ表情をじっと見下ろしていたらささやか過ぎるお願いに思わずもどかしそうに額を擦り合わせて。…でも、その要求は自分が今年のプレゼントに彼女に頼もうとしていた願いでもあり…傍にいて、今年もクリスマスを一緒に過ごして欲しいと思う辺り人のことは言えない。軽い体を横抱きにし、花冠を眠り姫の頭の上に乗せれば「つーわけで、うちのマスターがおねむみたいだから部屋戻るわ。遊んでくれてサンキュ。」と、子供達と別れて箱庭を後にして。冷たい廊下を渡り飼い主の部屋に辿り着く、慣れた手付きで扉を開けた先は相変わらずお菓子の甘い匂いがし、)
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