見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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>>アンリマユ
(心も身体もあたたかくて、このまま溶けてしまいたいと思えるような眠りの波に堕ちていく。辛うじて現実に縛り付けるような貴方の腕の重さを僅かに感じたまま…何か夢を見たような気がするのだけれど、思い出せなくて。直前に見たものを人は無意識に夢に見ると聞いたことがあるからか、飼い犬と一緒に秋の森へ行って、それで、自分の名前を呼んで手を伸ばす隣にいたはずの飼い犬と、奈落に堕ちていく自分と、遠くに見える青い汎人類史の空____ぱちり、と目を覚まして、見慣れない天井に…嗚呼、ここはコテージで、日の高さから見るに昼下がりで、隣には寝たままの貴方がいて、あれは夢で…のそりと上体だけ起こすと、すり、と指先で触れ慣れた相棒の頬を撫でて)
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