見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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>>アンリマユ
___思っていませんよ。最期を迎えたら、貴方とはお別れです
(あたたかい毛布と、あたたかい指先と、脚先と…優しい質問にほんの少しだけ目元を緩めて首を振る。そんな希望的観測で望むほど、淡い望みじゃあなくて…多くの人を傷つけた、沢山の終わりを見た、それこそ誰かの人生の終わりも、国の終わりも、異聞帯の最後も…汚い手足で貴方と同じ場所に行けるなんて最初から望んだこともない。だから、今だけは傍にと___別れの時には隣にいてほしいと。「寝ましょう、アンリマユさん。明日は花火ですよ」、触れた優しいいつも通りの体温に安堵したのか、どっと疲れがきた気がする。のそりと飼い犬の頭に手を伸ばし、触れられたなら、心臓の辺りに抱き寄せて…朝寝坊だってたまにはいいかもしれない、嗚呼でも飼い犬は朝食を食べたいと言うだろうか…そんなことを考えながら、思考回路は少しずつ白濁するように、)
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