見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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>>アンリマユ
それは…___貴方だって、
(唇に触れていた指が離れて、それから生意気な言葉に口を開こうとして…やめた、多分思惑通りになってしまう。外した視界の中に再び黄色い瞳が戻ってきて、それはもう意地悪に…指先が首筋を這う。ほんの少しだけ苦しくて、ほんの少しだけ満たされるのは…二度と叶わない貴方が与えてくれる終わりを想像するから。カルデアに戻ったら皆のマスターで、寝て起きたら自分は特異点に仲間と来たマスターで…だから、今だけは、マスターではなかったころの人間としての望みを。首に触れたままの手に自分の手を添えて、ほんの少しだけ力を加えて「…キスしてください」と。多分貴方がいつも自分に牙を立てる度に、自分は貴方に与えられる最期に期待をしていたのだと…叶わないと誓った今、お互い少しくらい満たされたって良いはず)
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