見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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>>アンリマユ
…“令呪をもって命じます、”
(不思議そうにこちらを見たあと、すっと閉じられた瞳の向こうで…多分何かを考えていてくれていて、それは自分のためのもの。痛む舌と血の味ばかりがする口の中が不快だけれど…ゆるゆると腕から力を抜いて、顔を拭いてくれている手を取れたなら、指を絡めてゆっくりと口を開く。「アヴェンジャー、アンリマユ、貴方は自分を“永遠に殺せない”」。中途半端で言葉足らずな命令、それでも確かに赤い令呪が光る…多分ずっと昔から心のどこかで決めていた、貴方を縛る以上自分だけが幸せになることは許されない。これは、貴方が自分を殺せない以上、自分も貴方の手にかかって死ぬことを選べない交換条件であり誓い。これで良いですか?と問うより先に、止まらない血を飲み込むのも嫌で片手で口元を押さえて)
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