見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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御影尋.
……鉄臭え、
( 受け取ったケーキを落とさないように気をつけながら進んだ先。門を潜り室内に足を踏み入れると、豪奢なエントランスには不似合いな…喉が渇く匂いに、一気に嗅覚が研ぎ澄まされる。誰か居るのかと辺りを見渡してみるも、亡骸もなければ人の気配も感じない。…ただ、あの赤にはどうしようもなく心惹かれてしまう質、「…あっちからだ、」と小さく独りごち。自身を引き止めるように服の裾を掴んでくる妖精達を気に留めずふらりと一歩分、歩を進めて、)
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