見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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御影尋.
アンリマユ/
───ッてて……マスターは大丈夫、じゃねえな。
( 燐光を纏いながら薄暗闇のなかを落下していく様は夜空に流れる星屑が如く。ガンドがクッションとなり、地面に叩きつけられること無く体がやわらかな何かの上に落ちたことから果てのない奈落に落とされた訳ではないらしい。背骨がズキズキと軋むのを感じつつゆっくりと体を起こしたは良いが、先の魔術行使が原因か…飼い主はぐったりと目を閉じたまま動かない。ここが何処で、誰が何のために自分達を引き摺り落としたのか分からないが、人の気配がしないのは不幸中の幸い。「ヒロ、」己の手首を噛み切ると傷口を乾いた唇に持っていき、もう片方の手で頬を優しく叩き、)
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