【FGO】嗚呼、日常。【3L】

>>アンリマユ/シャルルマーニュ

“いつもは噛み跡で出せない脚”ですから、今日くらい良いでしょう？…向いてなくても、何人かは多分釣れますよ。自分、こちらじゃあ珍しい容姿でしょうから

（黒は飼い犬と騎士の色、青い耳飾りがあるのなら、髪飾りを赤にしてもいいかもしれない…なんて、思っていれば、心底不服そうな、というか気に食わないと全面に押し出して吠える黒い犬に、ムッとしたのは内緒。黒を置き、白いドレスを手に取ると｢着替えてきます。お2人も選んでおいてくださいね｣と、促されるままに店の奥へ…靴は後で選べばいい、と、胸元にドレスを抱き寄せて。素直じゃないのはお互いさま、だとして、普段は擦り傷や切り傷や…打撲痕だらけの身体に今日は傷一つないのだから、自分だって綺麗なものを好きに着てみたいと思うのは…戦いの場では愚かで、過ぎた願いなのだろう。飼い犬の言葉は正論で、少し痛い…ぐぅ、と奥歯を噛んで、言葉を飲み込む代わりに耳飾りを耳元へ）