見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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>>アンリマユ
…勿体ないって、別に、いくらでも食べれるでしょう?
(ぱしりと掴まれた手首が熱い、いつもより、ほんの少しだけ。威嚇するようにこちらを見て唸る貴方は、よく言えば狼のようで、悪く言えば…小型犬の必死の防衛術のようで、愛らしいというか。少しだけ溶けたチョコレートが指先に作った茶色い染みを見据えて甘そうだと漠然と思う。いくらでも、貴方が望むなら作って差し出すのに…でも、来年、その次…それがあるということは、貴方がいるということは、世界は救われていないということだから。「…もし次があったなら、貴方が望むものにしましょうね」、汚れた指先で貴方の唇を撫でて、汚れていない方の手で手首を掴んだ大きな手を撫でて)
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