見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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御影尋.
(少しのお留守番でも寂しがり屋には心許なかったのか。シーツをお守りのように掴みながらおっかなびっくりした声色で名前を呼ばれると、つい喉からくつくつと音がもれて。背後で扉が閉まり、飼い主の目の前までやって来ると静かに片膝をついて傅き。「…目、開けていいよ。」と言って差し出したのは一枚のカード。中心には小さな白い花が描かれており、平凡で何処にでもあるような、何てことないありふれた花の画。武器なんてくれてやらん、恭しい体勢とは裏腹に顔はニンマリと意地悪な笑みを浮かべており、)
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