見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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御影尋.
今はそれで良くてもカルデアが解体した後はどうすんのさ。全部終わった後までアンタの生きる理由にはならねえぞ。
(謝罪を繰り返されると複雑そうな気配を纏ったまま肩を竦める。もう少しこちらが距離感を考えて傍にいれば、彼女はここまで死者に心を寄せることは無かったのだろうか。一緒に居ることを少しだけ後悔したのはこれが初めて…だけど、目の前の泣きそうな顔を見ると手を伸ばさずにはいられないのだから時として情というものは、厄介だ。優しく頬をつまんだ後、涙こそ出てないものの指先で目尻をなぞり、「死人なんかに入れ込んだところでなーにも得しない…プリンの方がまだマシだ。」人の心に土足で踏み込んでおいて我ながら何て台詞。でもいつか必ず終わりは来るのだから導を失っても歩いていけるようになんて、秘めたる想いは口にせず祈るように組まれた手を解こうと触れ、)
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