見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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>>アンリマユ
(今度こそ、貴方の目の前から欲する何かを取り上げずに済むかしら。そんな少しの不安を拭い去るように、向き合った貴方は何も言わずに2回目の口付けをくれた。3回目、は、自分が欲した分じゃないからきっと、貴方が求めてくれた分。うっかり閉じそびれた瞼の隙間から、こちらを見下ろすお月様みたいな瞳を見上げて、両手で貴方の頬に触れるように手を伸ばし、「…4回目は?」と震える声で呟く。怖いからじゃない、緊張でもない、ただ何かを欲しいと強く強請ったことなんてないから抱えきれない感情をどうしたらいいかわからないだけ。目の端からぼたぼた涙が出てきても、それも貴方が嫌だからじゃなくて、寧ろ逆)
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