見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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御影尋.
(充てがわれた部屋にはあまり居たくない、から今日は陽が落ちるまでここに。人の営みが消えた真っ白な大地を見下ろしていて…と、不意に何者かの視線が背中を撫でる。…振り返らなくても分かる、存在しない虚無を見つけてくれるのは、いつだってたった一人の人間しか居なかったから。ちらりと、窓越しから此方を見つめる人影を見て傍に行きたい、けど、同じくらい離れたい、行っては駄目、だと思い。同じ轍は踏みたくない…心配そうな眼差しに、「─大丈夫だから、」他の奴が虚無を感知出来ないように、何も居なかったことにしてくれないだろうか…なんて、)
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