見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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>>アンリマユ
…な、い
(離れた身体に息を吐いて、これで安心してコーヒーが飲めると思ったのに。指は悠々と手首を一周して…己の手の向こう側で獣染みた牙と黄色い瞳が歪む。噛み付かれた時の痛みを思い出すようで、背筋が粟立つような感覚。貴方が怖いのではなく、あの時の痛みが怖い…嘘、いつだって、少しだけ貴方も怖い。小さな声で、「自分の飼い犬は賢いので、噛み付いたりしません」…あの時貴方に噛み付かれたことを認めてしまったら、あの行為は魔力供給ではないと認めてしまうみたいで…これは悪足掻きでしかないけれど。掴まれた手の指先で、叱るように貴方の唇を撫でて)
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