見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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御影尋.
(静かに開いた扉の隙間からこんもりと盛り上がった布団の山が見えた。…もしかして寝た?まだ起きてる…?ここからじゃ判別がつかない為、気配を殺して近付き。ゆったりと、音を立てずに、無遠慮にベッドに乗り上げる様は躾のされていない野良…否、お婆さんを食らう直前の狼か、火照った顔を見下ろし。薄く開いたこげ茶の瞳と目が合えば「…寄り道、しないで帰ってきたんだけど。」と一言。ふわり、鼻腔を掠めた花の香りに誘われて少しだけ肘を折り曲げてみると、鼻先同士が触れそうになり、)
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