【FGO】嗚呼、日常。【3L】

御影尋.

驚きすぎでしょ、床濡れ濡れじゃん。
(…あ、ヤバい。目と指の隙間からぽたぽたと垂れ落ちる水を見て焦るけど全て後の祭りだ。悪意しか無かった、とはいえそこまで顕著に驚かれるとは想定外で。その後にくるであろう説教を恐れたのか、彼女が心配だったのか、はたまた仰々しい反応に呆れたのか…。判別するより先に体が動き気付いた時には飼い主の傍に行っており。その場で犬座りすると体ごと頭を傾け様子を伺いながら。「なあ、こっちはすっっげえ勇気出して告ったのにぅ、ぇ゛ってどーなのさ。返事の1つ…それか口付けでもしてくれても良いじゃねーのﾋﾛ。」なんて、よく回る口を動かし煽るように述べ。ついでに其方に腕を伸ばして…もし赦されたのなら頬を濡らすソレを拭おうと、)


刑部姫.

うん？お化けだって言いたいのか？でもそっちだって妖怪なんだろ。
(復讐者の気配に気づくや否や、眠たそうな瞳がハッと見開かれ顔色が青褪めていくお姫様。…朝っぱらから面白いモノが見れたなぁ。のっぺらぼうの影に表情など無いのにその感情表現は何よりも明白で、面白がっているような皮肉っているような声で上記を告げ隣に並び。冷えきった窓に触れ「何も見えねえじゃん。」と雪景色を眺めながら退屈そうに呟き、)