【FGO】嗚呼、日常。【3L】

>>アンリマユ
（跳ねた水と、背中に感じる体温にピタリと動きが止まる。嫌だと言ったのに、背中に無遠慮に触れる手に頭の中がぐるぐるする。なぜだか身体が震えるような、知らない感覚に自分を掴む貴方の腕を抱き締めるように縋り付いて…数度頷いて｢…わか、った、｣と、きっと貴方は狡い表情をしているのだろう。わかったから、痛くしないで欲しい、それからこれ以上壊れそうな感覚を教えないで。ただでさえ、捕食跡の深い傷口は残ったままなのに…暫くは、自室でも、戦場でも、貴方が傍に居なくても嫌でも貴方のことを意識してしまいそうだ）