見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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≫アンリマユ
どこに行ったかなんてひどいわ。わたしは迷子のオオカミさんをさがしに行ったのよ?もう。
(口から離されてオオカミさんの腕の中へ。どこに行ってたなんて心外な言葉にほっぺを膨らませながら文句を言ったけれど、それより運んで貰ったオオカミさんの方にお礼をまず言わなきゃ。「新宿のオオカミさん、ありがとう。お礼に後でキャラメルキャンディーをプレゼントするわ!上の人にもよろしくね!」そう言ったのに新宿のオオカミさんはなんだか興味なさそうな顔してるし、オオカミさんの問いかけにも答えない。フンッて鼻息だけ残して歩いて行っちゃった。
「お散歩中だったのかしら?オオカミさん、ちゃんと戻って来たのならただいまって言わなきゃダメよ?オオカ…オオカミさんもオオカミさんだしどっちもアヴェンジャーだし紛らわしいのだわ。──アンちゃんとかわかりやすくしましょうか。どうかしら。」のしのし去っていったオオカミさんから視線を戻して、わたしを抱っこするオオカミさんを見上げて。紛らわしいからわかりやすく名前を呟きながら提案するの。アンちゃんがダメならリッちゃんかユーちゃんがいいかしら!そんな風に考えながらにこにこ。)
≫御影尋
うふふ、これくらい何でもないわ!だって大好きなマスターと朝から一緒でヒミツなのよ!わくわくはするけど、ちゃんと大人しく待っていられるわ。少しお行儀は良くないけれど、半分こもするし!お膝の上で、とまでは言わないから安心して?
(褒められた!こんなに嬉しいのだし、得意になってしまうし笑顔も深まるのも仕方ないと思うの。出されたコーヒーに目をやって、揺れる湯気に大人だわ、なんて優雅な気持ちに。「ありがとうマスター。うふふ、マスターに持ってきてもらっちゃった!クロワッサンも美味しそ──あら?あらあらあら?そ、そのお皿の上のは、もしかして、もしかするともしかするのかしら!?」クロワッサンにコーヒーなんて大人な気分に少し得意気になったものの、その側の魅惑のぷるぷるに目をまんまるく。落ち着きなんかどこかに飛んで身を乗り出してマスターをものすごく期待にキラキラした目で見つめ。)
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