見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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≫アンリマユ
オオカミさんオオカミさん、少し見ないうちにとっても大きくなったのね。とってもふさふさであったかそう!あ、お口もとっても大きいのね。どうしてそんなに大きいの?
(途方に暮れていたら背後にかかる巨大な影。振り向けば青銀の毛並みのおっきなオオカミさん。見失ったかと思ってけれど。お鼻にシワを寄せてグルルル唸りながら大きなお口でわたしの首を───
──親猫が仔猫を運ぶみたいに首根っこの服を咥えられて運ばれてる。「──オオカミさん。違うわ?わたしが迷子じゃなくてオオカミさんが迷子なのよ?探しているの。…あなたじゃなかったわ。新宿でオオカミのアヴェンジャーさん。探しているのはもう一人のアヴェンジャーでオオカミさんなの。」…のしのし歩く。元来た道なき道を。もう一人のオオカミさんなアヴェンジャーの元へ、)
≫御影尋
ええ。わかったわ。
(大手を振ってはーい!と元気よく返事しては台無しだから、小さく頷いて胸元で小さく手をふりふり。テーブルや椅子、英霊の横をぴょこぴょこ楽しそうに抜けて端のテーブルへ。マスターがほんの少し困った顔をしていたから多少失敗があったかもしれない。テーブルを手が届く範囲だけ拭いて、椅子に腰掛けて、ニコニコしながらマスターはどうしているか目で追って。「マスターと朝から一緒。一緒のパンにコーヒー、うふふふ!楽しい、嬉しいわ」幸せに身体か勝手にゆらゆらしてしまうけど、おとなしくおとなしく、キャスターらしく陣地作成。このテーブルはわたしたちの場所よ。と少しだけ得意げに。)
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