見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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≫御影尋
うふふ、既に幸せはたっぷりだから、幸せのお裾分け……は、またにしましょう。
(マスターと手分けしてみんなを起こして、着替えどこだとか靴下片方ないとか賑やかに支度する最中、隙をついてマスターの頬に親愛とおはようのキスをと思ったりしたけれど、してしまったら周りの真似したい盛りの子供たちがわたしもわたしも、となるに決まってる。とりあえず今は真っ先に抱きしめてもらって微笑みをもらったのだから良しとしよう。
──何とか準備を終えて食堂へ。サーヴァントならマスターにコーヒーを先に用意するのが正しいのだろうけど、わたしはまだ少し甘え足りないから。「マスター、マスター、わたしにもマスターと同じコーヒーをくださいな。」そう言って笑顔いっぱいで甘えてしまうの。)
≫アンリマユ
ええ!大丈夫。悪いことなんて少しも考えてないわ!うふふ、雪うさぎを作ってちゃんとおとなしくしているから。
(笑顔でハキハキと答えて疑わしいことなんかないと証明──少々わざとらしかったかもしれない。考えていることといえば雪だるまに隠れて脅かそうとか、こっそり雪だるまを動かして脅かそうとか、そんなちょっとした悪戯だけ。問題ないはず。とりあえず自由に行動するためにまずは雪うさぎを作ろうと雪をぺたぺた集め始め───たのだけど。「雪だるまよりずっと簡単ね。オオカミさんはまだかしら?迷子になってないといいのだけど。」作った雪うさぎは二匹目、うろうろ、きょろきょろ。子供らしく落ち着きなく立ったり座ったり。そしてやっぱり、一人は寂しくなってしまった。…ふらふら歩き出そうとして、三匹目を作ることにした。ええ、わたしは良い子だから。)
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