見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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≫アンリマユ
そう?子供のあやし方がじょうずだと思ったんだけど。じゃあ子供好き、とか?──なるほど、そうやって作るのね!雪を集めてゴーレム作るみたいに削り出すんじゃなかったわ。それじゃあ、雪玉ひとつ、ぺたぺたぺた、ころころ、ぺたぺた、うふふふっ。
(そこまで全力否定しなくてもいいのに。コテンと首を傾けて少し疑問に思ったけれど、とりあえず作り方を聞き。顔を作るなんて大役まかされましたとばかりに喜んで歌いながら雪玉をころころ。少しずつ大きくしていって。「オオカミさん!とっても楽しいわ!どこまでもころころころがしていきたい気分!」一生懸命ぐるぐるごろごろ。だんだん重くなってくるけれど、まだまだいける、大丈夫。)
≫御影尋
今この時の思い出はわたしとマスターだけのもの。マスターはちゃんと物を大事に大切にしてくれているのね。嬉しいわ、良かったわ!なら、張り合わなくても何も問題ない──じゃあ、マスター。ここから寒い廊下を戻るのは大変だからみんなと一緒に寝ましょう?みんなはあったかいのよ?
(貴女の無表情の顔が僅かでも微笑むのを見れる。それだけでスキップしてピクニックに行きたくなるくらいに嬉しい。わたしの頬を撫でる愛しいその手を捕まえて、少し引っ張りながら、「…うふふっ。おねだり、上達してきたかしら?ねぇ、いいでしょう?みんなとわたしと一緒に寝ましょう?」などと、ただの本が随分厚かましくなったものたけど、わたしのために、なんて言うから期待に満ちた目で見上げて笑って。──わたしには無い温もりは、わたしの周りの大事な人たちが補ってくれるだろう。ついでにマスターのそばにいたい、そばに置いて欲しいというわたしの願いも叶う一石二鳥の作戦なのだ!)
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