見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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御影尋.
(傷口に舌を這わせたところで微かに揺れ動いた体につられて鎌首をもたげて。すると、涙に濡れた貴女の顔が見え…その酷く弱りきった表情にくらりと視界が揺れて飢餓感を孕み餓えを隠せず音も無く喉が、こくりと浅ましくも鳴る。──嗚呼、もう。舌打ちしたい衝動に駆られるも呑み込み、逸らした視線を元に戻す。…言っても聞かないということは嫌なのだろう。一瞬、後ろ向きな考えが浮かぶもきっと正解はもっと優しいものだと予想してみる。傷付けられてるのに他人のことを気遣うとは、お人好しにも程がある。「いいから、早く。」と手首を掴み、振り払わなければそのまま背中に回してしまおう、)
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