見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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ナーサリー・ライム.
…狼の腹の中から自力で出てくるとか…、狩人も真っ青デスヨ。ったく、ここのお嬢さん方どいつもこいつも、逞しい奴ばっかで参っちゃう。ホント見てるだけで腹いっぱいだわ。
(ぽふんと陽気な音がしたかと思えば本来の姿に戻ってしまった貴女のことを仰々しく見つめながらつっつこうと指先を近づけ。…と、鈴を転がすような愛らしい声とは裏腹に、流暢に展開された怖い話にギャップを感じて無意識のうちにお腹を軽くさすり。綺麗な薔薇には棘がある、を形にしたような女性が多いことを誰に言うでもなく嘆きながら食堂が近いこともあって、空中に漂う貴女を勝手に捕まえてしまい、)
御影尋.
(待ち焦がれた施し、噛みしだいた肉の柔らかさ、引き攣ったような呼吸音に思考が溶けかける。“殺してはならない”頭では分かっていても”殺してしまえ”親愛の情から生まれた欲望が本能へそう囁きかける。相反する理性と本能、決して交わることのない矛と盾が少しだけ、苦しくてシーツに爪を立てる。もっと欲しい…このまま傾いた天秤に流されてしまえば楽になれるのだろうと思いながら、頸から静かに牙を抜いて。噛まれて少し赤く腫れているそこに唇を近づけながら「腕…背中、掴んでろって。」といつの間にか離れていた貴女に低く唸り、)
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