見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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御影尋.
──、──。
(いつも通りクソ生意気な挑発が聞けるかと思いきや鼓膜を揺らした声に微かに視界が揺れて、首元に届くより先に力を失った腕が重力に従いパタリとシーツに落ちる。これから食われるかもしれないのに毒気のない声に「オレのこと過信しすぎでしょ、こちとらアヴェンジャーだぞ。」と言いつつ、貴女の片手を取り自分の背中にそっと導いて。…どこかの誰かさんがお預けばっかさせるからどう足掻いても優しくはしてやれないし、何だったら骨まで食い尽くしそうだ。そこで「アンタさ、令呪使ってくんない?私には逆らうな、みたいな。そうしないとアンタのこと殺しそうだわ、オレ。」なんて、殊勝にも自分から首輪を嵌められる道を選んでは、そっと頭を差し出して、)
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