>>アンリマユ (なんて間延びした、気の抜けた声なのだろう。引き寄せられながら、麻酔が切れて痛む腕に顔を顰めるよりも先に、貴方が心地良さそうに眠りに戻る姿にほっとして…痛覚が触覚を麻痺させて、ズルりと撫でていた手から力が抜ける。仲間達は過去の者だから、自分は伝承として全てを知っている、だから…。貴方に少しでも幸せな時間を渡したくて、ただ飼い犬に擦り寄って大人しく抱き枕になることにして)