見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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御影尋.
(己を呑み込まんとうねりを上げてなだれてくる赤黒い津波。立ち止まることなくひたすら前へ、前へ進み敵と接触する寸前、思いっきり地面を蹴り跳べば自ら暗澹のなかに身を踊らせて。殺到する爪は雲霞の如く、天地四方あらゆる隙間から獣の凶器が這い出す。体を串刺しにくる爪を紙一重でかわし、危うく口吻けしそうになった残骸の顔を短剣で掻っ捌く。傾く死骸を再度避け、さらに前進。今自分はどこに居るのか。遠くには行くな、そうお願いされたこともすっかり頭から抜け落ち次々と敵を屠っていき、)
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