見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
通報 |
御影尋.
(─眠りに落ちてからどのくらい経ったのだろう。布団に潜ったまま近くのテーブルに腕を伸ばすもいくら手探りしても目当ての物は掴めず…嗚呼、そういえばこの部屋に時計は無いんだった。窓も無く我ながら不便な部屋…まあ、その分愛着が湧くことも無いから丁度いい。部屋を出てぼんやりとした常夜灯に照らされ無機質に広がる白い廊下を進み、目指す先は檻の“外”。忠犬たるもの勿論首輪はつけたままで。草木も眠ると言う丑三つ時。影の薄いバグが姿を消したところで気付かれやしない。カルデアで唯一外の世界に繋がるエントランスへと足を運び、)
トピック検索 |