見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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御影尋.
(背後で扉の閉まる音がして遠ざかっていく足音が完全に聞こえなくなった頃。気怠さを伴いながら仰向けになればぼんやりと、天井の一点を見つめる。…死人が生者の心を繋ぎ留めておきたい、なんて何様のつもりだ。いずれ消え去るくせに無責任にも程がある。だから束縛する気は無いし、されるのはもっとごめんだ。──まあ、そもそも。「…繋ぐ手すら存在しない身であれこれ言ったところで妄言甚だしいわけですが。」誰にも聞かれない部屋で、1人呟けばかざした手を勢いよく振り下ろして、)
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