見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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<御影尋
………。
(忘れてはならない、此処にいる英雄は全員死んでいる。
全盛期の姿で召喚される英雄が大半だろうが、自分はよく分からない、全盛期の姿で言うのならば……両儀式ではなく。
時たまに夢に見る自分、両儀式でも両儀識でもなく。
自分の核となっていた、本当の、両儀式。
それが全盛期であるはずだ。というかナイフってなんだ、アラヤマンションで刀使って1番しっくり来ただろ、オレ。
資料室から出て自分の部屋に戻る間、そんな聖杯のシステムや英霊のことを考えるうちに文句になってきて、懐にあるナイフを取りだしてみる。
……1番使っていたモノだ、だけど、刀の方が強い。
何が全盛期なのか考えるうちに頭が痛くなり、自室への帰り道を行きながら、彼女らしくない地団駄を踏んで。
そして彼女自身、自分という存在が混在している事に、気付いていなくて。)
<アンリマユ
スッキリするまでやる。
(保身的なセリフを吐いた相手の逃げ道を断つ、言ったのだから責任を取ってもらう。
つまり、スッキリするまで相手をぼっこぼこにして、満足して、スッキリしたらボロ切れのように捨て……医務室に放る、そういう事だ。
「?、オレだって刀を使った……。
ん、いや、使って……ん?…あれ、アラヤを……?
う…ぐ……」
相手が変なことを言うものだから、首を少し傾げてすぐに言い返そうとするが、何かおかしい、自分は刀を使ったはずなのに、そんな感覚は全然ない、ただ、使っててしっくり来て、荒耶宗蓮を切り伏せたということだけ。
混乱した彼女はアンリマユの手を離し、片手で頭を抑えながら苦しそうにその場に蹲って)
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