>>アンリマユ あ…え、ちょ、 (正論を口にされると弱い。微かに動きを止めた貴方にハッとして、それから視界に入った赤い血に漠然と…貴方も血が赤いのだったなと余計なことを考えて。止血しなくては、どんな傷であったとしても、咄嗟に布団から出てガーゼをと思ったけれど…身体が重たい。「…嫌です」と小さく異議を唱えて唇を引き結んだのは、貴方に痛い思いを自分の為にさせた事実が少し悔しかったから)