御影尋. 休んでも全然よくなってねえじゃん。いいから、さっさと治すよ。 (おどけるとそれが逆に奇怪に映ったのかますます表情を歪める我がマスター。まったく、切って死ぬわけでもないのに本当に大袈裟だ。聞き飽きた意地悪の声も無視し、死角となっていることを良いことに微かにナイフを動かして。一瞬息を詰め、思ったより景気よく出た血。垂れ落ちないように気をつけながらのそのそと貴女に近づき、)