見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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御影尋.
……はーら減ったーなんか食べに行くか!
(ぺろぺろと。頬になにか濡れた感触を覚えうっすら目蓋開け。体を起こすと空腹を感じ、同調するように鳴いた彼を頭に乗せては部屋から出て無人の一本道を進み。やがて医務室が見えてきてプリンのことを思い出すも流石に貴女は寝ているはず。お見舞いはまた明日にしよう軽い気持ちで通り過ぎ、ようとした己の頭をフォウくんがたしたし叩き出し「ちょっ、なに!?あとちょいで食堂つくから暴れんなって!」扉の向こうの貴女の状況露知らずに、勘違いしたままフォウくんヘ手を伸ばし、)
アビゲイル.
──そもそも、さ。おたく『相手』を間違えてるよ。
(伴侶でも得られると思っていたのだろうか。だが相互理解は勿論のこと、同胞に引き入れようなんて以ての外だ。だってそうだろう…?今にも恐ろしい怪物が出てきそうな扉を気にも留めず貴女の顔を悪戯に覗き込み。第3の目のように額にぽっかり開いた虚空でもなく、昏く沈んだ双眸と目を合わせ。「そういえば自己紹介がまだだったわ。オレはアンタが一番嫌いな類の奴だぜ。名前は無いけどアンリマユって呼ばれてる。オレはアンタの国でいうところの『魔女』だ。よろしく頼むわ人間。」貴女が恐れているもの、成り果てるかもしれないものの名を口にしぐにゃりと瞳を歪め、)
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