御影尋. (不意に頭上を赤黒い弾丸が通過し直後、背後からはキャウン…!と犬の悲鳴が。振り返り宙を舞う体を剣で叩き落として。着地後ガンドが飛んできた方角、主人の周囲に敵の姿はなく安堵したのも束の間で。一瞬でもよそ見をした自分を嘲笑うように目の前には怪物の大きな口。「──ぁ。」喰われる、漠然と、そう認め。回避も防御も出来ずただ迫りくる牙を見つめていて、)