将校 2018-09-02 16:18:57 |
通報 |
(右手を左斜め前方へと上げ、相手の首筋へと当たるか当たらないか程度の場所に刃を突きつけ上がった息を整えるかのように肩を上下させて。相手が纏っていた殺気が無くなった事に気づけば、此方も肩の力を抜きふっと表情を和らげて。差し出された手を借りて立ち上がれば、膝についた砂をぱんぱんと軽く叩き落としてから、サーベルは鞘の中へ。戸惑うかのような静けさの後、少しずつ大きくなっていく歓声に辺りを見回した後に笑顔を覗かせ)
──…嫌、俺も危うかった。普通なら上官に華を持たせるべきなんだろうが、新兵たちが見てる中だ。許せよ。
トピック検索 |