真夜中のネバーランド / 3L

※登場人物※

長男＜ 15歳 / 正妻の息子 ＞
屋敷に住む女の息子。屋敷に訪れたのはつい最近で、真夜中の宴に最も警戒心を持っている。
最年長故に理性的である意味頑固、頭は良いがからかい甲斐のある可愛い坊や。

長女＜ 10歳 / 妾の娘 ＞
屋敷に住む男が外で作った妾の子。数年前には屋敷に引き取られ、宴にも参加していた。
洋風の家では浮いてしまう着物を纏い、天真爛漫であるしかない可哀想なお嬢ちゃん。

次女＜ 7歳 / 前妻の娘 ＞
既に亡き前妻の次女。生まれてからずっと屋敷に住んでおり最も宴に馴染んでいる。
幼いからこそ疑いがなく、故に屋敷の異常性に気付かない愚かしいお嬢ちゃん。


洋灯＜ 最古参 / 案内役 ＞※主character
何代も前の当主が揃えた洋灯。最も長く屋敷に有り、子供達を宴へ誘う案内役。女性型。
大人になる前の子供達を何人も叩き起こし、彼らの成長を傍観する憐れな道具。

銀食器＜ 馴染み / 食事係 ＞
何時からか在った銀食器。屋敷での古さは中程の、真夜中の背徳的な食事係。男性型。
カトラリーの曲がりは許さない繊細堅物、お残し以外はどうでもいい無関心な道具。

羽根はたき＜ 新入り / 掃除係 ＞
最近増えたばかりの羽根はたき。朝になる前の後片付けをする掃除係。女性型。
埃を叩くが汚れるのは嫌いな着飾り屋、まだ成長を見送る意味を知らない無知な道具。

姿見＜ 馴染み / 遊び相手 ＞
何時からか在った姿見。銀食器よりは古く、道化のような遊び相手。男性型。
姿を変えられる道化師でややカマ…女性的、視たくもない子供の成長を写す虚しい道具。

呼び鈴＜ 次点古参 / 見張り役 ＞
屋敷で二番目に古い呼び鈴。大人が目覚めたときに知らせる見張り役。男性型。
ちりんちりんと煩いお調子者、子供と大人の分かれ目を知らせる無情な道具。