夜啼鶯 2018-08-24 13:09:16 |
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※世界観※
今から少し昔、世の中が近代化し始めてまだ間もない頃のとある洋館。此処に住んでいるのは男と女、その子供達が三人。
凝った作りの屋敷は古めかしい雰囲気を残しつつ、代々当主が揃えてきた調度品が飾られている。
長く大切にされた物には魂が宿る。
この屋敷の調度品も例外ではなく、毎夜大人達が眠りについた頃不思議な宴を催している様子。
その宴に参加できるのは純粋な心を持った子供達だけ。
朝になるより早く睡魔に負けて眠ってしまえば、彼らも全ては夢だったと思い込むから。
そうして毎晩、彼らが眠りにつくまでは短いひと時を楽しく可笑しく騒ぎ立てる。
大人は絶対に目を覚まさない真夜中のネバーランド。
何代も続く、子供の間だけの秘密の宴。
今夜もまた、ひっそりことこと動き出す。
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