壱 2018-08-23 21:15:01 ID:311e7ae3d |
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良い歳こいて久しぶりに部屋なんて作っちまったなぁ …… 、
(自嘲気味にふぅ、と溜息を一つつくと頭を掻きながら部屋を彷徨き、ウイスキーを見付けるとグラスに氷と共に注いで只其れを見つめ)
… まじかよ 、珈琲無ぇわ。
(冷蔵庫を開けるといつもの場所にある筈の珈琲を切らしていることに気付きあからさまに怪訝そうに眉を潜めると低く呟き深く溜息をついて)
優しい天使が届けてくれるのを待つべきかね。
(半ば諦めたような顔で冗談を一人ぼやいてはソファに腰を下ろしてカラカラとグラスを揺らして氷を溶かし)
やっぱ今時 、ちょっと会話しよーぜー なんて野郎には
誰も絡まんのかねぇ …
歳は取りたくねェな 、
(グラスを回し続ければ先程注いだウイスキーが少々薄くなり嵩ましているのを見るなりクイッと一飲みし時計を一瞥し、暇だな、と呟けば再び同じグラスにウイスキーを注いで欠伸をし)
ねえ、お兄さん。
(部屋の扉をゆっくりと開けるが、一歩も踏み入ることはせず。コンコンと扉の側面を叩いて注意を引きつつ、艶やかな笑みを浮かべて見せ)
天使じゃないけれど、お望みのものなら持ってるわよ。……ご一緒しても?
(彼のぼやきが聞こえていたのか、上等なコーヒーが入ったボトルを己の顔の横でちゃぷちゃぷと音を立てて揺らし。ゆったりとした動作で軽く首を傾げては問いかけて)
>>637
はいは ー… い… 、
… おお。やっと人来てくれた 。
(片手を上げヒラヒラと弛く返事しながら振り向くとそこに立つ相手を視界に捉えた瞬間はっとし、緩く口角を上げると手招きし)
いや今の俺にとって君は天使だよ。
取って喰ったり…………しないから 、こっちおいで。
(取って喰ったりしないから、と言うつもりが少し妙な間を残しながらも(←)ヘラッと微笑むと自分と向かい合わせのソファに相手を促し)
さァ 、寝なくちゃな ー… 。
(座っていたソファに今度は仰向けに寝そべり欠伸をすれば両手を頭の後ろで組んで枕代わりにし)
はー 、駄目だ。
どうも調子悪ィ … 、
(仰向けから横向きになると腰を擦ったり押したりし、何とか痛みが軽減されないかと試すものの変わらぬ腰痛に参ったと言わんばかりに眉間に皺寄せ)
誰かマッサージしてくんねェかな 、ご褒美やるからさ ァ …
ー… 、ん …
… 寝てた 、か。
(瞼を開くとぼんやりと視界に映る天井を見つめながら自分が寝ていたらしいことに気付きゆっくりと上体を起こせば、少し寝癖のついた後ろ頭を掻き)
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