>70 お願いするわ。…だ、大丈夫よ。取り戻してくれてありがとう、国永。 (しばらく目を瞑っていたが相手の足音が己の傍へと戻り、怖い思いをしたことを察したか頬を撫でられたのち己の髪に触れ簪を元の状態に戻しつついつも通りの優しい声色にほっと安堵したように息を吐きつつゆっくりと目を開け、へにゃりと目を細めつつ嬉しそうに笑顔を向けて)