俺の声が聞こえるのかよ。しかも紅時雨の良さもわかるときてる。紅時雨を使う身体が欲しいとは思ったけど。ああ、お前を呼んだのは血に餓えた俺とお前の手の中にある紅時雨だ、宿主様(相手が振り返るとその顔に浮かんでいる興奮が滲んだような不気味な笑顔と無邪気な声、刀身を指でなぞるその仕草にただの自分の宿主というものより極上な理解者の可能性を理解し自分が相手を呼んだとこちらも興奮気味に答えて)