ストーリーテラー 2018-08-02 22:59:06 |
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>>リープ
リープが信じたいものを信じればいい。いくら抗おうとも、相手の心までは変えられないのだからね
(執事が実のところ何を考えているのかは、無論己にも分からない。だが感じるのだ。彼の心の奥底に眠るのは、己と同じ狂気であると。仄暗いこの城には、狂気が渦巻いている。きっとこれは晴らされることのない闇のようなものなのだ。姫たちに残された選択肢は、そう多くはないことを王子は悟っていた。ただその中でも、身を委ねて堕ちてしまうことが一番楽だというだけだ)
あはは。糸車と俺、どちらが怖いかな
(先ほどの肌を打つ威圧感が嘘のように、王子はいつも通りの柔らかい笑みを浮かべてあっけらかんと笑った。怖いと言われても、それが当然だと言わんばかりに、気に留める様子もない。あくまで王子は、自分の生き方や価値観を変えるつもりは毛ほども無いようで)
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