ようかいさん 2018-07-31 20:21:27 |
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そう、か。 それは良かった、どう接していいか分からなかったもんで。 … 名前がないのか?、 ならせっかくだから今作ればいいじゃないか。 俺で良ければ手伝うけど…、
( 起きてから疑い深い目でこちらを見てくる様子があったが、昨日のような突き刺さるような眼光ではなく、どこか柔らかくなったように感じ、ほっと胸をなでおろす。 ようやく緊張感から解放され、安堵の息を吐き、敵意剥き出しの妖である相手とどう接したらいいのか分からずにいて力んでいた力を抜いて。 昨日に引き続き今日も休日でよかったという安心もあり。 相手に名前を聞くと無い、と答えが返ってきて目を丸くする。 名もなしに何千年も生きていたのか、と眉を寄せ、続いて顔を上げないなら今名付ければいい話ではないかと提案を。 相手は名前という文化自体に慣れていないのだろうか、人間とどれくらい関わったことがあるのだろうか。初めて関わった妖に聞きたいことは山ほどあって。 まだここに留まってくれることを祈りながら、相手に似合いそうな名をいくつか頭に思い浮かべ。 )
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