ようかいさん 2018-07-31 20:21:27 |
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そうか、疲労か…よかった、何かあったらどうしようかと、
( 身体を見てもなにも変わらず、相手の言葉耳にすると顔見上げ相手の顔色を確認しようとするが、狐の顔色なんて分かるはずもなく不安は拭えないが、出逢った当初の気高さが目には宿っていて、無理をしているようには見えないので安堵のため息を長く吐き。 人の姿の時に目の前で倒れた時は驚いてしまったが、こうして狐の姿をしている相手をみると妖なのだと思い知らされる。 )
ここは俺の家。…です。 目の前で倒れたから心配で、なんだか体が勝手に動いて、勢いで連れてきてしまって…すまない、居心地悪いだろうか。
( 病院に連れて行くわけもいかず、当てもないため自分の家で寝かせるということしか頭に浮かばずにいて、今思うとあまりに愚直すぎな考えで。 自分の性格で目の前で倒れ意識を失った人を放っておける訳もなく、まして妖なんて尚更で、きっと心無い人間に見つかれば自分が受けてきた仕打ちよりもっと酷いことをされるかもしれないと思うと、今更になって背筋が凍る。 相手は優雅にその身を動かすと、まるでお稲荷神社の狐のように凛として佇むものだから、こちらも自然と姿勢を正し床に正座して。 休む時はとことん寛ぎたいが為にベッドにはこだわって購入したので寝心地は悪くないはずだが、それは人間にとっての寝心地の話で妖には不快ではないだろうかと恐る恐る様子を窺い。 )
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