花散る鬼 : 〆

花散る鬼 : 〆

名無しさん  2018-07-19 10:27:14 
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募集版にて声をかけて下さった>>23621様をお待ちしております。

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  • No.3 by 鬼灯  2018-07-20 09:06:44 



(/いえいえ、此方も返信頻度はまちまちになるかと思いますが、出来る限り毎日顔を出させていただくつもりなので、末永くよろしくお願いいたします/礼
 世界観とストーリーの流れについて、承知しました。
 私が鬼をやらせていただくとのことで少し思いついたのですが、「人には知られざる鬼の本能として、愛しい者は喰らいたくなってしまう」という設定があれば、より二人の関係に深みが出るのではないか、と。つまり鬼側は、心の底では花嫁のことを不憫に思っているし、もっと情をかけてあげたいのだけれど、心の距離が近づきすぎて、万が一相手のことを愛してしまうと、鬼の本能により相手を喰らいたくなってしまう……だから、必要以上に仲良くならないように、わざと冷たい態度をとっている、という葛藤があれば美味しいなあ、なんて考えています。
 無論、世界観やストーリーに合わない設定だと主様が判断する場合は、遠慮なくそう仰ってくださいませ)

  • No.4 by 名無しさん  2018-07-20 12:04:44 

(/こちらも、なるべく毎日、最低でも2日に1度は顔を出せるようにしていきます。こちらこそ、よろしくお願いします。長く空けなければならない時は伝えますね。
鬼の設定についてですが、とてもありだと思います。葛藤の中で鬼が考える幸せや愛し方がストーリーの中で見え隠れしていくのも、楽しそうだと思いました。それも加えていきたいと思います。
他に、こちらのキャラに対してなどなにか要望はありますか?一応、こちらの花嫁キャラのイメージですが、どこにでもいる普通の娘だけれど、鬼に選ばれるだけあって凛とした美しさがあり、鬼やその邸に住まう者達にたいして恐怖など感じつつも、強かさといいますか芯の強さがしっかりしたどこか凛々しさのある花嫁をイメージしておりますが…いかがでしょうか?)

  • No.5 by 鬼灯  2018-07-20 12:20:47 



(/ありがとうございます。此方も、長く書き込みできないと事前に分かっている場合はお伝えさせて頂きますね。
鬼の設定について、ご快諾くださりありがとうございます。そうですよね、種が違えば愛の価値観や幸せの考え方も違うけれど、それもまた異種族間恋愛の醍醐味かなと。
花嫁さんのイメージ、とても素敵です。個人的に、不運な境遇に悲劇のヒロインを気取り、守られてばかりでメソメソしている女性よりも、どんな状況でも自分をはっきり持っていて、風に吹かれても折れることはない柳のような女性が好みなので、とても嬉しいです。
逆にこちらは、誰かと接する時は常に一線を画し、冷たく孤高であるけれど、本質がそうなのではなくて、誰かと近づきすぎることで本能が溢れ出すのを予防するために冷たく振舞っている、という人格にしようかと考えています。本当は誰よりも思いやりがあって、漢気も頼りがいもあるけれど暑苦しくなく、静かに燃える青い炎のようなイメージです。他に、なにかご要望があればぜひお聞かせくださいませ。)

  • No.6 by 名無しさん  2018-07-20 17:05:38 


(/鬼のキャライメージですが、すごく素敵で良いと思います。冷たさの裏に隠れた真の優しさと情の深さが物語の中で見え隠れするのが今からとても楽しみです。孤高で寂しさを感じさせられるキャライメージもとても素敵だと思います。お互い守り守られといった構図も面白いかもしれませんね。鬼灯様が思うままのイメージでpf作成して頂ければ、と思います。
他になにか世界観やキャラ、関係性、主要キャラ意外の関連人物など、なにか質問などはありますか?もし、なければpf作成に映らせていただきます。もちろん、今この場で質問や要望が出てこなくても、物語の途中でどんどん意見して頂いてかまいません。)

  • No.7 by 鬼灯  2018-07-20 21:57:05 



名前:鬼楼 彪士 / きろう ひょうじ
年齢:外見28

性格:冷静沈着、淡白、寡黙の三拍子揃い。が、隠しているだけであって本質はそうではなく、情緒豊か、情に篤い、雄弁の裏三拍子を持つ。自己開示することが苦手であり、自分の弱みを誰かに見せることを何より嫌う。が、他人の失敗には寛容。もし自分が誰かを愛するとしたら、ずっと己の傍らに置き、片時たりとも離したくないとさえ願うほどの愛妻家(無論、簡単には表には出さない)。鬼の本能が暴走することを恐れ、ひいては無意識のうちに、花嫁としてやってきた娘に心を解されることにどこかで臆している。自分が実は誰よりも人情味ある性格だと見抜かれたことは、今までただの一度もない。

容姿:光沢のある銀髪は、ショートグランジのツーブロックに整えられ、前髪はかき上げている。瞳は真紅の桃花眼。少し切れ長で、冷たい目元をしている。常に無表情がデフォルトで、眉間を寄せる苦い表情は見たことがあっても、柔らかく微笑む顔は未だ誰も見たことがあるとかないとか。身長は188cm、しなやかな筋肉ではりつめた彫刻のような体躯。服装は、いつも渋い色の着流し袴に足袋。フォーマルな場面では七宝柄の羽織を着用。代々伝わる小太刀と脇差を帯の下に見えないように帯刀。


(/無駄に長くなってしまいましたが、pfを作成しましたので、一度お目通し頂ければ幸いです。付け足すべき点や、不備等ございましたら何なりとお申し付けください。また、苗字である鬼楼の読み方ですが、「きろう」でお間違えなかったでしょうか?

他に質問ですが、お聞きしておきたいことは三点ございまして、以下箇条書きにさせて頂きます。

①彪士の世話役(いわゆる右腕のような存在)はいるのか?もしいるとして、それは主様がモブとして動かされるのか?それとも、私が動かしても問題はないか?

②鬼楼家の先代当主はもう逝去しているのか?もしまだご健在だとしたら、彪士との仲や関係性はどのようなものか?

③なぜ主様のキャラが鬼楼家の嫁として選ばれたのか?無作為なのか、特殊なコネクションがあるのか?また、何人かいる花嫁候補の中から選ばれたのか?もしそうなら、選んだのは誰なのか?

今のところ気になるのはこの三点です。細かいところになってしまいますが、お手すきの際にご回答いただけますと幸いです。/礼)

  • No.8 by 名無しさん  2018-07-21 15:20:01 

(/pfをあげる前に先に質問に答えたいと思います。ちなみに苗字の読み方は「きろう」であってますよ。)

①世話役やほかのモブキャラなどは好きに登場&動かしていただいて大丈夫ですよ。いろんなキャラが絡んだ方が面白味が増すかもしれませんね。

②鬼楼家の先代当主に関してですが、健在という設定になっています。先代は、鬼の一族は純血であるべきだ、という考えの持ち主で人間の花嫁を迎え入れることに反対しており、迎える花嫁も鬼であるべきだと思っております。(女の鬼は生まれにくく存在も少ないため鬼楼家は確実に跡継ぎ問題を解消するため鬼の人口よりも遥かに多い人間の娘を代々迎え入れている、という設定です)
先代の花嫁も人間ですが、先代の考えもあり現当主を産んだのち彪士様が5歳になる頃家を追い出されています。
彪士様との関係ですが、自身の反対をよそに人間の娘を向かいれたことを怪訝におもっており、あまり関係はよくないです、又花嫁に対しても鬼の子を産むための道具としか考えてない言動で接しています。

③花嫁の選別についてですが、とくに細かい設定などは考えていないですね。強いて言うならそうですね、家の関係者も鬼ですが、その鬼が鬼の子を産めるような人間の娘を本能的に探し出した、というようなイメージですね。

(/質問にちゃんと堪えられているか心配ですが…他にもなにかあればいつでも質問してくださいね。)

  • No.9 by 名無しさん  2018-07-21 16:41:40 


名前/鬼楼 椿(きろう つばき)
※嫁いだので苗字は鬼楼になります。
年齢/20

性格/大人しく争いごとなどが苦手だが、芯の強さがあり怖いけれど立ち向かう勇気がある。また、大切な人のためなら自分の身の危険がおよんでも守ろうとする強さと行動力がある。

容姿/身長160cm。艶のある黒髪を腰のあたりまで伸ばし、前髪は目にかからない程度。普段から髪は下ろしているが料理など、家事をするときはポニーテールに結っている。色白で目は深い蒼色。凛々しくも優しい目元。普段は白のワンピースなど落ち着いた服装だが、最近は周りに習って着物が切られるように着付けを学んでいる。

備考/鬼の花嫁に選ばれ、鬼楼という古い鬼の一族の中でも力の持つ家に嫁いだ。だが、周りからは、自分は鬼の子を産むためだけの道具に過ぎない、と歓迎されていない。また、現当主の婚約相手の鬼の冷たい言動に少々怯えつつも相手の心に寄り添いたいと思う気持ちもある。

(/簡単ではありますが、こちらのpfを上げておきます。なにか不備などありましたらよろしくお願いします。
彪士様のpfは何も問題ないです。)

  • No.10 by 鬼灯  2018-07-21 23:22:47 



(/質問への丁寧なご回答、ありがとうございます。③の質問についての補足なのですが、つまり「彪士が椿を選んだわけではない」という結論でお間違えないでしょうか?
 此方のpfへのお目通しもありがとうございます。椿さんもとても素敵で、もちろん不備等見当たりません。)


虚雪 /うろゆき
∟鬼楼家に代々仕える男鬼。見た目は25、6歳ほど。彪士と違って角を隠しておらず、赤い日本角が眉間辺りから生えている。明朗快活な性格で、彪士の右腕。彪士の本性に気付きつつあるが確信は持っていない。


(/上記に、彪士の右腕たるモブの簡単な情報を載せておきます。気の利く下男のような存在なので、彪士と椿さんの関係が行き詰った時に懸け橋として登場させ、クピドにならせようかと思っております。何か不都合等ございましたらお伝えください。)

  • No.11 by 名無しさん  2018-07-22 00:44:40 

(/そうですね、花嫁選別に関してはそのような設定でもいいと思います。あとから、実は彪士様が選んだ、という設定のほうが面白味がでるという場合はそのような設定に変えていただいてもかまいません。
右腕のpf確認しました。問題ありません。

お互いのpfが出揃いましたので、そろそろ初めて行けたらなと思います。
なにか希望するシチュなどありますか?もしなければ、嫁いで数週間経ったという形から入らせて頂きたいとおもいます。)

  • No.12 by 鬼灯  2018-07-22 00:50:34 



(/承知しました。現段階では、彪士が選んだわけではないという前提に留意しておきます。右腕の存在も快諾していただき、ありがとうございます。

ええ、ぜひぜひ始めていきましょう!
シチュの希望は特にございませんので、主様が投下された文に返す形でロルを回そうと思います。
それでは、今後ともよろしくお願いいたします。/本体文蹴可)

  • No.13 by 鬼楼 椿  2018-07-22 10:23:04 


(息苦しい、と感じるのは何も今が初めてではない。前にもこの胸を強く押しつぶされそうな感覚になったのを覚えている。集められる視線は、好奇心と言えば聞こえがいいが、そうではなく、何か見世物小屋で向けられるようなそんな眉間にシワを寄せた視線。冷たく、怪訝で、笑いの格好の的。婚礼の儀を数週間前に行った時もこんな視線を向けられた。そして、口々に聞こえてきたのは「なんでお前なんだ」という言葉。鬼の一族、それがこの世に存在していたことは、この邸に連れてこられるまで知らなかった。昔は多くいた鬼の一族も、時代と共に衰退し今では少数になったという。その中でも昔から権力の強い「鬼楼家」は、表社会にも通ずるほどの権力があると聞かされた。だが、男児しか生まれない呪いがあり、男では子どもが埋めないため、人間の娘を迎え入れているという深い歴史についても聞かされた。
鬼は情が深い生き物だと、誰かに言われたがあの婚礼の儀で初めて自分の夫になる鬼の目を見た時、それはきっとおとぎ話の中なのではと思った。男が自分に向けた視線は冷たく、まるで物を見るかのような目だった。その目を思い出しただけで体がすくむ。
朝餉の支度だ、と家中の世話役の女性に言われ台所に立った(本当は、世話役の人達が家事はこなしているが、こうして花嫁も半ば強引に台所へ立たされる。先程世話役の女性の1人が「彪士様と2人で食事をするんだから、自分で作るのが当たり前」と話していた。ここでは、居間で夫婦二人っきりで食べるのが式たりと聞かされて目眩がした)が、先程から向けられる視線に息が詰まる思いだ。ギュッと胸元をきつく押さえつけて深く深呼吸をして、出来た二人分の朝食を広い和室へと運び座布団などを持ってこようと縁側へ出て物置へと歩き出して)


(/改めてよろしくお願いします。)

  • No.14 by 鬼灯  2018-07-22 11:04:48 


(我が一族には呪いがある、と重々しく語った親父の顔は、未だに記憶の片隅にこびりついている。それと同じぐらいに、一族を背負って立つ身として、きちんと継承者を生み育てることが、自分の人生で最大の義務なのだと幼心に理解したことも忘れられない。血は水よりも濃いと言うが、己は親父と違って、人の血を鬼楼に混ぜることに躊躇いはない。それは、純血にこだわりが無いという意味ではなく、何としても跡取りを残すためだ。でなければ、半ば攫うように人間の娘を嫁に取ったりなど、誰がするものか――。そう考えを巡らせながら、朝支度を整えて居間へと歩みを進める。途中で何人かの使用人(否、使用鬼か?)とすれ違い、毎度毎度向けられる恭しい会釈を視線の端で捉えながら。ふと縁側を通りかかった時、自分以外の足音が聞こえてそちらへ視線を向ける。そこに目にしたのは、今まさに思考していた嫁の姿。一族当主の妻ともあろう者が物置へ何用かと、怪訝に思い眉間に皺を刻みつつ、厳かに口を開いて)

……そこで何をしている。土埃に塗れた物置をまさぐった手で、当主の飯を作るつもりか。食事に使う物は下郎に用意させればいい。――上がって来い

(わざと厳しい物言いをするのは、紛れもなく故意だ。ここに連れて来られてまだ日も浅く、右も左も分らぬような人間の小娘にきつく言うのは気が引けるが、致し方ない。本当に言いたかったことは、“お前は俺の飯を作る事だけしてくれればいい。余計な気は遣わず、下働きのようなことは全て下郎に任せておけ”――ということなのだが、優しい言葉をかけて情が移るのも、此方としては困る。ともかく、朝餉が冷めてしまう前に二人で食卓につくべきだと、縁側から椿を見下ろしつつ此方へ来るように冷たく言い放って)


(/こちらこそ、宜しくお願い致します。)

  • No.15 by 鬼楼 椿  2018-07-22 11:47:46 


……っ…!!
(縁側をパタパタと歩いていると不意に影が落ちる。視線を恐る恐る上げ、その影の主を見上げるとそこには鬼楼家の現当主の姿があった。身長差的にこちらが見上げる形になるが、それでも自分より骨格のしっかりした体型のせいかさらに大きく見え、その圧倒的存在と気迫に声をあげることもできない。喉の奥で何かが引っかかるような感覚に襲われ呼吸すらも意識していないとできない。相手の言葉に何か言わなければと回らない思考を回して口から出かかった言葉は相手の命令に怖気付いた。支度はほかのものにやらせろと言う、相手に断らなかったのは半ば自分の意思もあるから、と伝えようと思ったがやはり相手の前ではろくに口も回らない。このままではらちがあかないので「はい……」とだけ小さく返事をしては、相手の元へと近寄り縁側へと入っては、少々モジモジして、きちんと言うべきことは言わなければならないと自身に言い聞かせて小さく深呼吸しては)
……あの、ぉ、おはようございます。
(と、半ば声が震えたが婚礼の儀の後から相手は家の事で忙しくまともに顔を見合わせたのも、婚礼の儀以降食事をするのも、こうして会話をするのも初めてだ。だが、きちんと朝のあいさつはしなさいと両親より小さいころから言われてきた。それは、目の前の男にだって例外ではない。あいさつとともに小さく頭を下げては、再び相手の顔を見上げる。この世のものとは思えないほどの美貌は、すれ違う人々の心を鷲掴みにしてきたのだろう。だが、今自分に向けられているのは冷たい目。しかし、何故かその目から視線を逸らすことができない。瞳の奥で何かが揺らめくような、そんな不確かなものが見え隠れしているせいなのかもしれないが、それでも怖いと思う相手からこうして逃げるわけでもない自分の言動が不思議でならない)

  • No.16 by 鬼灯  2018-07-22 12:09:27 


…………嗚呼。

(自分の高圧的な態度に委縮している相手に、どこか心がもやつくような感覚を覚えつつも、相手が自分の言葉に従い此方へ素直に来たことには満足して。そのまますたすたと居間へ歩みを進めようと思い、足を動かそうとした矢先に、怯えで震えた声での朝の挨拶が聞こえてくる。改めて相手を見下ろせば、とても華奢でちっぽけだ。自分がその気になれば、文字通り赤子の手をひねるように殺したり、力づくで手籠めにすることなど造作もない。そんな、自分よりも圧倒的に強い者相手に、この娘は勇気を振り絞って正面から挨拶をしたのだ。中々見所がありそうだな、と頭の片隅で考えつつ、此方も挨拶に短く応えて。そして場面は変わって居間。食卓に並べられた朝餉からは、未だ湯気が立っていた。いつの間にか下郎が用意していた座布団の上に腰を下ろし、今日の朝餉のメニューを眺める。いつもは使用人たちだけの手で作られる食事に、今目の前にいる人間の女の手が加わっていることに、不思議な感覚を覚えつつも、ともかくは相手が御櫃から白米を茶碗によそってくれるのを大人しく待つこととして)

  • No.17 by 鬼楼 椿  2018-07-22 12:42:10 


どうぞ……
(居間にはいつの間にか食事の準備が整えられており、相手と並ぶ形で座布団に座ればいそいそと相手の茶碗にご飯をよそっては相手のお膳へと置いて。鬼の食事量は分からないが基本的に一般的なものと考えてもいいのだろうと考えて。次に自分の茶碗へとご飯を入れるが、あまり食べる方ではないので、相手と比べるとかなり少ない。あまり食べない、というのもあるがここへ来てからあまり食事も喉を通らないと言った方が正解かもしれない。未だに、自分の現状が全て把握出来ておらずとくに婚礼の儀の時は盃を交わしただけで何も食べることが出来なかった。その時は混乱と不安が入り混じっていて食事どころではなかった。それからというものの、今も不安や混乱はあり用意してくれるのはとてもありがたいが今の自分には勿体ない気がする。この邸には、鬼も人間もいるが、とても空気が重くどこか殺気じみて居るようにも思え、空腹よりも疲れや眠気、気だるさのほうが勝ってしまう。だが、自分が作った料理を誰かが食べてくれるというのは悪い気がしない。
ふと、相手の方へと視線を移しては)
あの、その味噌汁と煮物……私が作りました……
(と、そこまで得意というわけでも不慣れでもないが、それなりに和食なら作れる。別に、なにか意見を求めているわけでなかったがなぜか、じふが作ったものを報告しては相手が食べるのを待って)

  • No.18 by 鬼灯  2018-07-22 12:58:12 



嗚呼。……お前が食うのはそれだけか……?もっと食わないと、…………いや、いい。

(茶碗に盛られた白米を見て、小さく頷く。人間基準の量でよそられたそれは、鬼である自分にとっては少なかったが、最近まで人間の社会で生きてきた相手がそれを察せなかったことを責めるつもりはなく。ふと相手の茶碗に目を遣れば、そこには大食いである自分からは信じられないほど少ない量しか入っていなくて。思わず、遠慮でもしているのかと思って口を開く。彼女には、ゆくゆくは自分の跡継ぎを生んでもらわねばならないのだ。母体は丈夫な方が良い。ゆえに、もっと食べて出産に備えるための栄養を蓄えろと言おうとしたが、それはあまりにも配慮のない発言だとギリギリのところで気付き、言葉を途切って)

そうか。いただきます、――――悪くない。遠慮はいい、お前も食べろ

(彼女がいきなり自分の作った品を自己申告してきたことには少しだけ驚いたが、淡白に受け流して。そして、胸辺りで手を合わせれば、丁寧に食事の挨拶を。さすがにこういった礼儀作法は、鬼の名家の当主ということもあり、きっちりしているようだ。まずは吸い物から、と、彼女が作ったと述べた味噌汁を一口。口の中に広がる優しい味と出汁の香りに、無表情ではあるが満足げに小さく頷いて。そして、自分が最初に食べ物に口をつけるのを待っていた相手にも、食事を始めるように促して)

  • No.19 by 鬼楼 椿  2018-07-22 13:34:26 


……?
(自分のよそったご飯の量になにか言いたそうな様子だったが、自分の茶碗をみて何か不自然なところでもあったか、と少し考えて首を傾げる。だが、それ以上にこちらから質問はせず、頭の中で考えるだけにとどめて。すると、相手が自分が作った味噌汁を「悪くない」と言ったことに驚きつつ食べろと言われ小さく頷いては胸の前で両手を合わせ)
……いただきます。
(と小さな鈴が鳴るような、それでいて凛とした声で言うその口元は先程の恐怖や緊張、不安などからは程遠い小さな笑みが零れて。純粋に、相手の「悪くない」という言葉が嬉しかった。家でも料理はしたが、厳しい両親だった為味にもうるさくそう簡単には褒めてくれなかった。だからだろうか、「悪くない」なんてはたから聞けば愛想のない意見だと思われるかもしれないが、自分にとってはとても嬉しく、そしてなにより相手の持つ言葉の中で探してくれた相手なりの褒め言葉なのかもしれないと内心思いつつ、自分も料理に手をつけるが、この数週間まともに食事に手をつけていなかったせいか、急に食べたことで少し体が驚いて、少量食べては一旦箸を止めて休憩、を繰り返して)

  • No.20 by 鬼灯  2018-07-23 22:26:53 



――御代り。

(彼女がよそってくれた量の白米を、二口ほどで食べ終わり、空っぽになった茶碗を椿へと差し出して。ここにきてようやく椿は、人間界ではあまり見ないような大きな御櫃と、五、六合はあるのではないかという大量の白米の意味を知る事だろう。彪士は歴代で最も力の強い鬼で、ゆえに必要とするエネルギーも多いのだろうか。ともかく不思議なのは、食べるスピードが速いのに、一切がっついているような印象を与えないことだ。洗練された箸使いや、上品な所作がそう思わせるのだろう)

……お前はあまり食が進まないようだが。無理して喰わずともいい、そのうち此処での生活に慣れれば食欲も戻るだろう

(ふと、相手の膳の残り具合を見て、素直に思ったことを述べておく。無論自分は、よく食べ活気のある花嫁の方が(丈夫な跡継ぎを生んでくれそうなので)好みだが、まだはたちそこらの人間の娘にそれを求めるのは少々酷だろう。慣れない環境に放り込まれて食欲が減退するなんてまるで借りてきた猫のようだなと思いつつも、食べたくないなら無理して食べる必要はないと告げて)

  • No.21 by 鬼楼 椿  2018-07-24 12:57:26 


ぁ、はい。
(差し出された茶碗を受け取ると、もう食べたのか、と内心驚きを隠せない。鬼の食欲と人間とでは差があるのは何となく理解したが、それでも普通よりかは多めによそったはずのご飯をこうもあっけなく食べ終わるというのは、椿自身の頭では理解が追いつかず、はっと我にかえり頭小さく左右に振って、慌ててご飯をよそう。こんどは、先ほどよりもはるかに多めに盛り付けては相手に差し出して。ふいにかけられた言葉に自身の目の前に置かれたお膳をみる。確かに自分からみても、食べてるとは言いきれない。空腹がまったくない、というわけでも最近やっと覚えつつあるこの着物の着付けが苦しいというわけでもないが、その理由は相手には筒抜けなんだ、と考えつつも、相手の口からでた言葉に小さく頷いてから)
あの……よろしければ、私の分も食べてください。せっかく作ってくれたのに、残してしまうのは、その申し訳ないというか。もし、食欲がまだあるなら──
(自分も数品作るのには参加したが、全てではなくほとんどは台所の任された人達が作ってくれたのものだ。「彪士様はこれが好き」とか「私が作ったやつを食べてもらう」とか、女の人が集まるとそこは料理場というより戦場にも思えたが、それでも誰かのためにと作ってくれたのは本当だ。しかし、こうも食が進まないのが何日も続きさすがに、作ってくれてるひとにも申し訳ない。だが、自分ではもう食べるのは限界で、もし、相手がまだ食欲があるのならと提案して。こんなにも長く相手の隣にいるのは婚礼の儀の時以来で話すのはこれが初めてといっても過言ではない。しかし、ここは勇気を振り絞って発言すると半ば恐る恐る相手の顔を見上げて)

  • No.22 by 鬼楼 椿  2018-07-25 14:04:22 


(/1つ設定で思いついたものがあるのですが……。
以前、花嫁の選び方について「鬼の本能」で無作為に選ばれたのが椿だった、という設定でいこうと提案させて頂いのですが、少し内容を変えまして、
鬼の一族には、鬼によって構成された組織があり、その中に鬼の花嫁を選び、組織の中でも幹部といった権力のある鬼で構成された「選定委員」が、強い鬼の子を産むことが出来る血の強い人間の娘を選んだ、という設定はどうでしょうか?
組織は鬼の一族の現状を把握、統治するような役目を負っており、権力だけで言えば鬼楼家ともそれなりの同等のものを持っており、組織のことを、他の鬼たちは「上」と読んでいる、という設定はいかがでしょうか?
鬼の血と人間の血が混ざることで、本来なら半分鬼と半分人間の血が混ざった子が生まれるのですが、鬼楼家はとくに鬼の血が強く、人間の因子を残しつつも血はほぼ純血に近い、人間の力と鬼の力をあわせもったとても強い力の鬼が生まれる、という設定を思いついたのですがどうでしょうか?
椿は人間の中でも血が強く、選定委員や上は椿の血を利用し最強の鬼を自分達の手で作り出そうと企てている、という設定も面白いなと思いまして……。)

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