少年 2018-07-08 21:41:30 |
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…お腹空いた、またゴミ漁りで食い繋ぐ生活が始まるのかぁ。
( 今日は散々な一日だった。雇い主の妻の誘いを受けて少し戯れていただけなのに丁度帰宅した主人と鉢合わせになって修羅場へ突入。奥さんは黙りこくってしまうし自分には弁解することも出来ず、言われるがままに家を追い出されたと同時に職も寝床も失ってしまった。せめて家から出す際にパンの一つや二つ、恵んでくれれば良かったのに。彼は俺が路頭に迷って飢え苦しんでもお構い無しなのだろう。夜の街を彷徨いながら今日一日の出来事を振り返る。まるで陳腐な昼ドラの様な出来事に巻き込まれるはめになってしまったことが今更おかしくなって小さく笑を零しながら歩いていると左前方に薄暗く人気の少なそうな細い路地が見え。此処なら怖い人に退かされる心配も無いし酔っ払いに絡まれる心配もない、今夜はここで眠りにつこうと決めれば軽く地面を手で払い壁にもたれるよう座るとそのまま夢の中へ──どれくらい時間が経ったのだろうか、近くで安否を確認する声が聞こえる。恐る恐る目を開けるとそこには買い物袋を手一杯にぶら下げながら自分を心配そうに見つめる女性がいて )
──んん"、美味しそうな…匂い……。
( / 此方はお相手様の提出して下さったロルテに絡ませていただいたものになります。当方、日や気分により長さにかなりのムラが出やすいタイプとなりますので予めご了承いただけますと幸いです。絡み文他諸々、特に不備や質問無いようでしたらそのまま本編へお進み下さい。それではこれからどうぞ、宜しくお願い致します…! )
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