One Room

なら次から口付けで起こしてやろうか。(からかい半分の発言ではあったが、それも悪くないと感じ始める自分が居ることに驚きつつ。何処までも素直な言葉と笑顔が微笑ましく、相手の座るベッドの隣に並んで腰を下ろすと、小さく呟かれた自分自身の名を聞き漏らす筈がなく、瞬間僅かに目を見開いて瞬きをするも、すぐに向き直り落ち着いた声色で「どうした、慎。」と倣って名を口にし)


まあなぁ……自分でも馬鹿な事やってると思う。体力にも限界っつーモンがあるからな。(苦笑い浮かべてやれやれと溜息を吐き) 俺の仕事の話なんざ聞いてもつまらないだろうが、お前がお望みとあらば幾らでも。(己の私生活に話を振られる事には慣れておらず、照れ臭さを隠す為ほんの少し気取ってみせ)
相手解消の件は了解した、＿＿が、安易にお前を手放してしまわねぇよう精進するよ。そうなって後悔するのはきっと俺の方だ。(目尻を下げてくしゃりと柔らかく笑い)