吸血鬼 2018-06-27 00:10:52 |
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…そうだ、僕がみた限りは君に何かをしようとしてるわけじゃなかったけど…ラザロ、君顔色が…大丈夫か?
(このままあの女性の話を続けてもいいのか少し迷ったが、彼が望むのならばと会話を続ける。後ろの位置から彼の隣へと移動するといつも白い彼の顔はより一層生気がなくなっていてぎょっとした。思わず背中に添えていた手を肩に回すような形にする。医者を目指す者の癖か、頬に手を添え彼の意識を確かめようとした)
いや、気にするな。君のその様子からみて彼女は君に…悪い影響を及ぼしてる。僕はなにもされてないよ。ベッドの上から見ただけなんだ。特徴的なのは濃い紺色の髪が腰くらいまであることかな、それ以外は…ごめん寝ぼけてて覚えてない。なぁラザロ、彼女…何者なんだ?いや、答えたくないならそれでいいんだけど…
(何者かは分からないがあの女性がラザロを正気でなくすのは確かで彼が悪いわけじゃない。だが彼の心をここまで乱す彼女は何者なのだろうか。こちらに危害を加えてくる可能性がある危険な存在で、ラザロのコントロール下にはない。ラザロの口ぶりからすると彼女はラザロの命を狙っているのだろうか。そうやって考え事をしていると思わずその疑問を口にしてしまう。彼が答えてくれるかは分からないが、ラザロの心に介入するその女を知っておきたいと思ったのだった)
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