「 愛し愛され ／ 非募 」

俺と一二三の二人きりの世界？ だいたい何時も二人きりだろう。夢の中までお前と居たら暑苦しくて、眠れな ーー 否、逆に疲れて熟睡出来るんじゃないか。（ ふむ、／ 意味合い違。）先生は忙しいんだから、誘ったら迷惑になるだろう。只でさえ、俺等二人でお世話になって迷惑掛けてるんだから。（ ぐぬぬ、と薄く眉寄せては若干考える様な表情浮かべるも結論的には、どの道迷惑を掛けると言う一択しか浮かばないのか上記漏らし例を示す彼へと視線合わせ小さく溜息漏らし。）
別にデレてなんか無いだろう、⋯ きゅんきゅんって、俺相手にしたって仕方ないのに、相変わらずお前は大袈裟な奴だな。（ 大人しく撫で受ける彼の髪を指先で梳きながら、照れた様な反応に小さく口許緩ませ。）―― 痛ッ、⋯ とか言ってお前、俺が知らない間に先生と二人で釣りに行ってただろう。結局俺は何処に行っても、除け者にされる運命なんだ ⋯ー。（ 彼の両手で頬を軽く叩かれれば小さく声を漏らすも、不満げにする彼と視線合わせつつも上記をいつまでも気にしている様で告げた後ふよふよと視線彷徨わせ。／ ← ）優しくてイケメンで仕事が出来る、それは一二三の事だろう。仕事も出来ないし陰気で影が薄いから上司に怒られるんだ。だから、俺は俺は俺は俺は ――― （ ずーんと効果音が聞こえる位の勢いで項垂れ何処か危うげな瞳揺らし呟くも、彼の密かに怒りの篭った視線に気付き其方へと目線向ければ頬に添えられた掌へと自身の掌を重ねスルりと五指絡ませ。）