赤の女王 2018-06-06 13:39:59 |
通報 |
>チェシャ猫
( 彼の髪の毛が人間のそれに近いのか、猫のそれに近いのか、ふわふわとしたその感触を暫し堪能しつつ擦り寄ってきたその動物的でまた子供のような行動に至極穏やかな笑みを浮かべれば、返って来た軽口に「大きな猫が此処に来たばっかりのアリスを置いて行かなければ好きになるかもしれないね」と。そうやってこれから行く"遊園地"へ歩みを進めた相手のゆらゆらと揺れる尻尾を追い掛けるようにしてやや足早に歩みを進めつつ、時折お城の壁にかかる絵画、すれ違うメイドさん達、その他たくさんの見慣れぬものたちに忙しなく視線を動かして )
トピック検索 |