赤の女王 2018-06-06 13:39:59 |
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俺あんまり甘すぎるの好きじゃ無いからそうだったら良いな(甘味を好む住人が多い中で程々に好み過度な甘味を好まない自分はと言えばどちらか珍しいに当たるらしい。可笑しそうに落とされた冗句に頭部を縦にひと揺らし、想像するだけで歯が痛くなるドルチェの類に両目の瞼が閉店とばかりに固く閉じられて「アリスは甘い物好き?……そっちの方が此処だと生きやすいよ」ぐぐ、と強く瞑られた瞼をゆっくり持ち上げては今度は尋ねる様な一言を。本棚に興味を持たれること自体が自分にとっては嬉しい事であり、頷きを見せる事で返事の代わりにすれば「でも、沢山だから見たい本を探すのが大変なんだ」ぐるり、と視線を回す様に動かしながら図書館でも時間を多く使う自分とてほんの一握りしか読めていないその多さを楽しむ様な口ぶりで続け。悪戯に乗りかかる返事が戻れば"はは"と吹き出すような笑いを零し「反応を見れるまでに時差が有るけどね」と逆を言えばちょっとやそっとじゃ起きないからこその悪戯が出来ると隠しつつ返事を、そしてピアスに向けられた意識に"ん"と疑問符をひとつ浮かべてから「耳とそんなに変わらないよ、アリスはピアス開いてる?」べえと今度は見せる為に舌を伸ばしてから目元をゆるりと細め。正に盲点!悪戯をすることばかりしか頭に無かったからこそ逆のことに眼は丸くなりきょとんとしたまま時間が止まり「げ。」状況が理解できた後に堪らず零れ落ちたのは潰れた蛙にも似た拉げた声で「それは嫌だなあ」と苦々しい顔つきで嘆く呟き、「そうなるのは嫌だから俺も用意しよ」再度口角を持ち上げると茶目っ気を含んだ軽い声色で続け)
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